琉球王国の自衛のための空手(素手の武術)は、中国から伝えられたものです。シルクロードを経て中国に伝わった武術の源流が、やがて琉球にも伝わりました。1429年、沖縄にあった三つの王国が統一されて琉球王国が成立します。1477年に琉球国王が即位すると、武術の稽古は禁止されました。それでも唐手(トゥーディー)と琉球古武道は、密かに教え継がれていきました。1609年に薩摩藩が沖縄に侵攻した後も、この禁止は続きました。この禁止令は、日常の家庭用具や農具を武器として用いる古武道の発展にもつながりました。沖縄の人々は、中国武術と既存の現地の武術を組み合わせ、唐手(トゥーディー)、あるいは沖縄手(ウチナーディー)と呼ばれる武術を形成しました。
18世紀までに、首里・那覇・泊という3つの異なる村で、それぞれ異なる形の「手(ティー)」が発達しました。これらの流派は 首里手, 那覇手、 泊手と名付けられました。20世紀に入っても、沖縄の武術は日本語・沖縄方言で「手」を意味する「ティー」や「て」と呼ばれるのが一般的でした。手は町ごとに異なることが多かったため、様々な手を区別するために、発生した地域の名前を前に付けて呼ぶことがよくありました。例えば 那覇手, 首里手、あるいは 泊手. 首里手, 那覇手 、そして 泊手 などは、総称してひとまとめにされた武術の一族に属します。これらすべてが空手です。空手(沖縄手)は、大正時代以降(1926年以降)、日本本土で体系的に教えられるようになりました。



手(ティー)の種類
首里手
首里手
首里手(しゅりて)は、第二次世界大戦以前に首里周辺の地域で発達した武術です。首里は琉球王国の旧都でした。
首里手の達人たち
首里手の達人たち
松村宗棍
糸洲安恒
安里安恒
船越義珍
本部朝基
知花朝信
摩文仁賢和
喜屋武朝徳
など。

那覇手
那覇手
那覇手(なはて)は、第二次世界大戦以前に那覇周辺の地域で発達した武術です。那覇は琉球王国の旧商業都市で、現在は沖縄県の県庁所在地です。
那覇手の達人たち
那覇手の達人たち
新垣世璋
東恩納寛量
宮城長順
摩文仁賢和
上地完文
など。

泊手
泊手
泊手(とまりて)は、泊村を起源とする武術の伝統を指します。沖縄に古くから伝わる地下組織的な素手の格闘術をもとにしています。泊手は、中国の外交官やその他の武術に通じた人物たちの影響を受けて発展しました。
泊手の達人たち
泊手の達人たち
本部朝基
松茂良興作
喜屋武朝徳
など。

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